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【楽天・Yahoo!】センス不要!売れる商品画像の作り方!CVRを劇的に改善するデザインとは

2025.12.08

「商品は良いはずなのに、なぜか売れない」
「アクセスはあるのに、購入につながらない」
楽天市場やYahoo!ショッピングの店舗運営において、このような悩みに直面したとき、真っ先に見直すべきは「商品画像」です。

スマートフォンの普及により、ユーザーは細かい説明文をほとんど読みません。
しかし、誤解してはいけないのがプロのカメラマンが撮った美しい写真でも、ユーザーが求める情報が整理されていなければ売れないということです。

この記事では、楽天・Yahoo!ショッピングに特化した、感覚に頼らない商品画像の作り方を解説します。

商品画像の見せ方に悩んでいる方や、どこから改善すればよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【本記事でわかること】

◎ 売れる画像に共通する3つの戦略
◎CVRを底上げする鉄板の画像構成
◎スマホファーストな撮影・加工のコツ

売れる商品画像に共通する3つの戦略

売れる商品画像に共通する3つの戦略

「売れる画像」を作るためには、ECにおける画像の役割を理解する必要があります。

ECの売上は「アクセス人数 × 転換率(CVR) × 客単価」で決まりますが、商品画像はこのうち「アクセス人数」と「転換率」の2つに直接的な影響を与えます。

目的に合わせて画像を設計することが、売上アップへの近道です。

1.「0.5秒」で判断させる視認性(CTR対策)

検索結果に並ぶ商品の中で選ばれるには、第一印象(サムネイル)となる画像が重要です。

スマホユーザーは、1商品あたり0.5秒以下のスピードでスクロール判断しています。そこで「自分に関係のある商品だ」と気づかせられるかが、クリック率(CTR)を左右します。

【視認性のポイント】
・文字サイズはスマホで読めるか
・商品と背景のコントラストがはっきりしているか
・誰に向けた商品かが一目で伝わるか

おしゃれさを優先して文字を小さくしたり、背景と商品の境界があいまいだったりすると、ユーザーの目には「風景」として映りスルーされてしまいます。

売れる画像には、小さな画面でもパッと目に入る設計が求められます。

2. 自分事化させる「ベネフィット」の提示

きれいな画像は商品のスペックを伝えますが、それだけでは購買意欲に直結しません。大切なのは「この商品を使えば、私の生活がどう良くなるのか」を、画像でイメージさせることです。

【ベネフィット訴求のポイント】
・使用シーンやBefore/Afterを入れて、使った後を想像させる
・特徴ではなく便益を伝える(軽い→腕が疲れない)
・ユーザーの悩みに寄り添ったコピーや演出を添える特徴:このドライヤーは300gと軽量です
便益:毎日のドライヤーが軽くて楽になるから、腕が疲れません

ユーザーは「商品」ではなく「快適な未来」にお金を払っています。

画像の中に使用シーンや具体的な解決策を盛り込むことで「これを使えば私の悩みが解決する」と自分事として捉えてもらうことができます。

3. 信頼を勝ち取る「情報の網羅性」(CVR対策)

ページを開いた後、ユーザーが購入ボタンを押すかどうかは「不安が解消されているか」で決まります。画像内に必要な情報が不足していると、たとえ価格やデザインに納得しても、購入まで進めません。

【CVRを高める画像の要素】
・サイズ感が伝わる比較写真
・素材や色味がわかるアップ写真
・裏面・付属品・使用中の状態など、細部の情報
・購入後の注意点や対応環境(例:電源・対応サイズなど)

情報が不足した画像は、見た目がきれいでも「説得力がない」と感じさせてしまいます。

美しさよりも、ユーザーの検討材料が画像内で完結していることが、売れるページの条件です。

CVRを底上げする商品画像の構成(LPストーリー)

CVRを底上げする商品画像の構成(LPストーリー)

楽天やYahoo!などのモール型ECでは、商品ページが縦長LP形式になっていることが一般的です。

ユーザーは上から順に画像を見ていくため、見せ方にストーリー性があるかどうかがCVRを大きく左右します。以下の構成に沿って画像を配置すると、ユーザーが購入まで進みやすくなります。

【1枚目】CTRを稼ぐ看板(サムネイル)

画像の第一印象でクリックされなければ、商品ページを見てもらうことはできません。
目に留まる1枚目を意識して作り込みましょう。

【主に入れる要素】
・商品カット(中央に大きく配置する)
・キャッチコピー(ベネフィットに絞る)
・権威性(ランキング実績・レビュー件数など)
・オファー情報(送料無料・ポイント○倍など)

ただし、楽天市場では「テキスト占有率20%以下」などのガイドラインがあります。

違反すると検索順位が下がるリスクがあるため、見やすさとガイドラインの両立が必要です。

楽天サムネイル画像の作り方やガイドラインについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

楽天サムネイルの作り方|ガイドラインを守りながらクリックされやすくするコツ

【2枚目〜3枚目】共感を生む接客(問題提起・解決)

最初の画像で興味を持ったユーザーに対し、「自分の悩みと関係がある商品だ」と感じさせる流れが大切です。

【主に入れる要素】
・「こんな悩みありませんか?」という問題提起
・「この商品なら解決できます」というベネフィット提示
・ターゲット層への呼びかけ

商品の説明に入る前に、共感→納得のステップを挟むことで、ページの離脱を防ぎやすくなります。

【3枚目〜5枚目】決断させる証拠(実績・ディテール)

興味が高まったユーザーに対して、信頼材料や具体的なスペック情報を提示して背中を押します。

【主に入れる要素】
・販売実績や受賞歴
・お客様レビュー・口コミ評価
・カラーバリエーションの一覧
・素材・サイズなどの詳細スペック

情報が少ないと信頼できないと感じられやすいため、細部まで見せることで安心感を高めましょう。

【6枚目〜8枚目】不安を消す「保証」(クロージング)

最後の数枚では、購入をためらう理由をひとつずつ解消し、迷っているユーザーの不安を和らげることが重要です。

【主に入れる要素】
・よくある質問(Q&A)
・配送の早さ(例:あす楽対応)
・返品・交換・サポート体制の明示
・ギフト対応の有無や梱包イメージ

上記に加えて「今買う理由」として、期間限定クーポンやキャンペーン情報を配置することで、購入の後押しができます。

なお、商品画像は枚数が多ければよいというものではありません。
大切なのは、ユーザーが購入を判断するために必要な要素を、過不足なく整理して伝えることです。

画像に頼らずにテキストで補える部分がある一方で、逆に画像でしか伝えられない情報もあります。画像1枚ごとの役割を明確にしながら、構成全体のバランスを整えていくことがポイントです。

また、楽天・Yahoo!ではサムネイル(第1画像)のルールや、スマホ商品説明文の画像上限(最大20枚)といった制約もあるため「どの画像で何を伝えるか」を設計しておくことが必須になります。

素人感を脱却!スマホファーストな撮影・加工のコツ

素人感を脱却!スマホファーストな撮影・加工のコツ

「プロのような撮影機材がない」と諦める必要はありません。最近のスマートフォンは画質が高く、ポイントを押さえればECに耐えうる画像を十分に作成できます。

大切なのは、スマホで見られることを前提にした構図・文字・情報量を意識することです。

1. 撮影は「正方形(スクエア)」と「余白」を意識する

楽天やYahoo!では、商品画像の推奨比率は正方形(1:1)が主流です。

撮影時からその比率を意識しておくと、トリミングによる画質劣化や構図崩れを防げます。

【押さえておきたいポイント】
・カメラ設定を「スクエア(1:1)」にする
・商品の上下左右に10〜15%の余白を取る
・ギリギリまで拡大すると重要な部分が隠れるので注意する

余白を意識するだけでも、画像の見栄えやモール表示との相性が大きく改善されます。

2. 文字入れはスマホで読めるサイズ・書体にする

PC画面でデザインしていると、つい文字が小さくなりがちです。

スマホ閲覧を前提に「読みやすさ重視」で設計しましょう。

【見やすさを高める工夫】
・フォントは太めのゴシック体を使用する
・フォントサイズは24pt以上を目安に設定する
・背景と文字のコントラストを強め、帯や白フチで視認性を上げる

装飾よりも視認性を優先することで、情報が正しく伝わりやすくなります。

3. 1画像につき1メッセージを徹底する

情報を詰め込みすぎた画像は読みにくく、ユーザーの離脱を招きます。

伝えたい内容をひとつずつ分けて構成しましょう。

【分割して見せる具体例】
・サイズだけを伝える画像を用意する
・使い方だけを説明する画像を入れる
・カラー展開だけをまとめた画像を作る

1枚ごとに役割を明確にすると、スマホでの縦スクロールにリズムが生まれ、ページの滞在率やCVRにも良い影響を与えます。

商品ジャンル別・画像に載せたいキラーカット

商品ジャンル別・画像に載せたいキラーカット

商品画像の基本構成は共通していても、ジャンルが変われば、ユーザーが購入前に感じる不安も異なります。

ジャンル特有の不安に合わせた画像を用意することで、転換率(CVR)はさらに高まります。

1. アパレル・ファッション|サイズ感と生地の安心感を伝える

アパレルは「サイズが合うか」「生地が安っぽくないか」といった不安から、返品率が高くなりやすいジャンルです。試着に近い感覚を画像で補います。

【最低限そろえたいカット】
・モデルの身長、着用サイズ、普段のサイズ表記
・生地の接写(厚み、透け感、質感)
・裏地や縫製部分のアップ

数値とディテールを見せることで、自分が着たときのイメージがしやすくなり、購入後のギャップを防ぎやすくなります。

2. 食品・グルメ|シズル感とボリューム感を可視化する

食品は味を直接伝えられないため、「おいしそう」と「どれくらい入っているか」で判断されます。パッケージ写真だけでは情報が不足します。

【最低限そろえたいカット】
・調理中の様子(湯気、肉汁、焼き色など)
・断面のアップ(中身や層の構造)
・スマホやペットボトルとのサイズ比較

特にサイズ感はクレームにつながりやすいため、誰もが知っている物と並べて写すと、実際のボリュームが直感的に伝わります。

3. 美容・コスメ|色味と質感を誤差なく伝える

薬機法の関係で効果・効能を断定表現できない分、コスメは視覚情報の正確さが購入判断を左右します。

「自分の肌に合うか」という不安に、画像で答えることが重要です。

【最低限そろえたいカット】
・スウォッチ(腕や肌にのせた色見本)
・テクスチャの動き(とろみ、こっくり感)
・肌色の異なるモデルでの比較

色味や質感を丁寧に見せることで、実物との差を感じにくくなり、安心して購入につながります。

4. 家具・インテリア・家電|設置後のイメージを見せる

単価が高く、長く使う商品ほど「失敗したくない」という心理が強く働きます。

「置けるか」「使えるか」という現実的な不安を解消することが重要です。

【最低限そろえたいカット】
・部屋全体の中での配置イメージ(引きの画)
・背面や配線コードの位置
・詳細な内寸、外寸の図面

特に背面や配線まわりは見落とされがちですが、ここを見せることで「細かいところまで配慮しているお店」という信頼感につながります。

ガイドライン違反に注意!知っておくべきルールとマナー

ガイドライン違反に注意!知っておくべきルールとマナー

商品画像は、ただ目立てばいいというものではありません。各モールには明確なガイドラインがあり、違反すると「検索順位の低下」や「罰点」の対象になるリスクがあります。

近年は規制も厳しくなっており、対策なしでは売上に直結するペナルティを受けかねません。

1. テキスト占有率と背景色のルール

モールごとに、画像の見た目に関するルールが定められています。主なポイントは次の通りです。

楽天: 第1画像のテキスト占有率20%以下、枠線なし
Yahoo!: 背景は白(#FFFFFF)を推奨

過剰に文字を入れたり、派手な装飾で画像を埋め尽くす手法は、現在の検索アルゴリズムでは逆効果になることも。さらに、Googleショッピング広告など外部媒体への露出も制限されてしまいます。

ルールは定期的に更新されるため、常に最新のガイドラインをチェックしておくことが重要です。

楽天市場のガイドラインや画像仕様については、こちらの記事も参考にしてください。

楽天サムネイルの作り方|ガイドラインを守りながらクリックされやすくするコツ

2. 景品表示法と薬機法への対応

画像内のキャッチコピーにも、法律の制限があります。知らずに使ってしまうと、重大なトラブルにつながる恐れがあります。

No.1表記: 根拠が明確で、調査元・調査時期の記載が必須
効果効能の断定: 「シミが消える」「必ず痩せる」などはNG

特に「業界No.1」「必ず効果が出る」といった強い表現や、Before/After写真は注意が必要です。
ルールの範囲内で最大限の訴求を行うことが、長く安定して売れ続ける店舗づくりにつながります。

まとめ:商品画像は、売上を生み出す店舗の資産

まとめ:商品画像は、売上を生み出す店舗の資産

売れる商品画像とは、ただ美しいだけの画像ではありません。ユーザーの「知りたい」に答え、不安を取り除くための、オンライン上の接客ツールです。
実店舗で店員が行っている説明や提案を、商品画像が代わりに担うことが大切です。

一度しっかり作り込んだ画像は、購入を後押しし続ける資産になります。

ファイブスプリングスでは、クリックされやすいサムネイルの作成から、購入率を高めるLP構成の設計・制作まで、データに基づいて一気通貫でサポートいたします。

「理屈は分かっていても、社内に作るリソースがない」
「今の画像が良いか悪いか、プロの視点で評価してほしい」
そんなお悩みがある場合は、ぜひお問い合わせページからお気軽にご相談ください。

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