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楽天のソーシャルギフトとは?店舗が押さえたい仕組みと活用ポイント

2026.02.05

「住所がわからない相手にもギフトを贈りたい」
そんなニーズに応える形で注目されているのが、楽天市場のソーシャルギフト機能です。

購入者が専用URLを共有し、受取人が自分で住所を入力する仕組みにより、これまで拾いきれなかったライトギフト需要の取り込みが可能になります。

ただし、通常注文とは異なり、受注確定のタイミングや出荷フローに注意が必要です。導入前に、基本ルールやRMS上の設定方法を確認しておくことが重要になります。

この記事では、ソーシャルギフトの仕組みや商品登録の進め方、運用上の注意点をわかりやすく整理しました。

楽天でのギフト販売をさらに広げたい店舗様は、ぜひ参考にしてみてください。

【本記事でわかること】

◎楽天ソーシャルギフトの仕組みと通常注文との違い
◎対応商品の登録方法と注意点(対象外商品・受注処理)
◎RMSでの設定手順と在庫・出荷フローの管理ポイント

※本記事で紹介するソーシャルギフト機能は、2026年4月下旬以降にユーザー様へ提供が始まる予定のサービスです。
準備中の機能のため、仕様は今後変更される可能性があります。

 

楽天のソーシャルギフトとは?住所不要で贈れるギフトサービスの仕組み

楽天のソーシャルギフトとは?住所不要で贈れるギフトサービスの仕組み

楽天市場のソーシャルギフトは、相手の住所を知らなくてもギフトを贈れるサービスです。

購入後に発行される専用URLをLINEやメールで相手に共有し、受取人が自分で配送先を入力すると注文が確定します。
従来のギフト注文とは大きく仕組みが異なるため、対応前に一連の流れと特徴を押さえておきましょう。

楽天市場ソーシャルギフトの基本的な流れ

ソーシャルギフトでは、購入者と受取人で役割が分かれています。

出荷の確定は「受取人の住所入力後」となるため、ステータスの変化も通常注文と異なります。

【楽天ソーシャルギフトの流れ】
1.店舗がRMSでソーシャルギフト機能を有効化し、対象商品を設定する
2.購入者が商品ページで「ソーシャルギフトで贈る」を選び、通常通り決済
3.購入完了後、楽天から受取用URLが発行される
4.購入者がLINEやメールで受取人にURLを共有
5.受取人がURLにアクセスし、自分の住所や配送希望日時を入力
6.情報が確定すると、RMS上のステータスが「受取情報確定」に変わり、出荷準備へ進む

受取期限は店舗側がRMSの設定画面で「3日・7日・14日」から選択し、期限までに受取人が住所を入力しなかった場合、その注文は自動的にキャンセルされます。

出荷のリードタイムは「購入日」ではなく「住所入力が完了した日」を基準とするため、賞味期限が短い商品などでは受取期限や在庫数の設定を慎重に検討しておきたいところです。

通常のギフト注文との違い(送り方・受け取り方)

ソーシャルギフトは、住所を知らずに贈れる手軽さがある一方で、受注処理やフローにいくつかの違いがあります。

あらかじめ把握しておくことで、導入後の混乱を防ぎやすくなります。
主な違いは以下のとおりです。

【通常のギフト注文との違い】
住所の入力タイミング
通常ギフトは注文時に配送先を指定しますが、ソーシャルギフトは受取人が後から自分で入力します。注文者・受取人間で住所のやりとりは不要です。
注文確定の条件
購入時点ではステータスが「受取待ち」となり、受取人の住所入力後に「受取情報確定」として正式に受注となります。未入力のまま期限を過ぎると、自動キャンセルとなる点に注意が必要です。
配送や決済の制約
複数配送先の指定や、通常商品との同時購入(同一カート)は不可。代引きや後払いも使えず、クレジットカードやポイントなど、オンライン決済が中心です。
プライバシーの扱い
注文者・受取人ともに相手の住所を知らずにギフトを贈れるのが特徴です。伝票には注文者の氏名が印字される場合もあり、匿名ギフトとは完全に異なります。

ソーシャルギフトは「非対面・非接触」で贈れる仕組みとして便利な一方、注文確定までのタイムラグやキャンセルリスク、ステータス管理の違いを理解した上で運用する必要があります。

楽天市場の店舗がソーシャルギフトに対応するメリット

楽天市場の店舗がソーシャルギフトに対応するメリット

ソーシャルギフトに対応することで、これまで拾いきれなかったギフト需要を取り込めます。

導入にあたっては手間やルールの確認が必要ですが、それ以上に売上や認知拡大につながる可能性があります。

住所がわからないギフト需要を取り込める

ソーシャルギフト最大の魅力は、受取人の住所を知らなくてもギフトを贈れる点です。

この仕組みによって、従来は贈れなかった相手との間でもギフトのやりとりが可能になります。

【取り込める需要の例】
・SNSでつながっている知人やゲーム仲間など、住所を知らない相手
・ちょっとしたお礼やお祝いを伝えたいが、連絡先を聞くのはためらわれる相手
・推し活・配信者・オンラインサロン内など匿名性が好まれる関係性

プレゼントを贈りたいけれど、住所までは知らない層を取り込めることは、楽天市場のようなギフトECにおいて大きな強みになります。

季節イベントや駆け込み需要に強くなる

ソーシャルギフトは、母の日や誕生日などイベント直前の駆け込み注文にも対応しやすい仕組みです。

URLを送るだけで成立するため、配送リードタイムを気にせずギフト需要を拾えます。

【効果が期待できるタイミング】
・母の日・父の日・クリスマスなどの直前
・当日でも間に合う誕生日・送別ギフト
・お買い物マラソンやスーパーSALE時のギフト特集と連動した販促

イベント当日でも「今すぐ贈れるギフト」として訴求できるため、販売機会のロスを減らしやすくなります。

デジタル施策(SNS・メルマガ・LINE)と相性が良い理由

ソーシャルギフトは、LINEやSNS・メルマガなどのチャネルと非常に相性が良いサービスです。

注文者がURLを通じて贈る前提のため、デジタル施策との連動がしやすく、認知拡大やファン獲得にもつながります。

【活用できる施策の例】
・LINE公式アカウントでソーシャルギフト対応商品を紹介
・SNSで「住所を知らなくても贈れるギフト」としてシェア促進
・商品受け取りページや同梱チラシから、フォローやレビュー導線を追加

贈った側だけでなく、受け取った側も次の顧客になり得る仕組みのため、LTV(顧客生涯価値)向上やギフト経由のファン獲得にもつなげやすくなります。

楽天全体でのギフトサービス展開の考え方を整理しておきたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
売上アップにつながる!楽天でギフトサービスを始めるメリットと方法を解説

楽天ソーシャルギフト導入前に確認しておきたい注意点

楽天ソーシャルギフト導入前に確認しておきたい注意点

ソーシャルギフトは便利な機能ですが、通常注文と異なるルールや仕様があるため、導入前に確認すべきポイントがあります。

なかでも「費用」「期限」「注文条件」の3点は、店舗運営に直結する重要な部分です。

ソーシャルギフト利用料2%と利益率への影響

楽天のソーシャルギフト機能には、ソーシャルギフト対象商品の月間基準売上高に対して2%(税別)の利用料がかかります。
通常のシステム利用料とは別に発生するため、あらかじめ利益率とのバランスを確認しておくことが大切です。

【利用料のポイント】
利用料の計算方法:ソーシャルギフト対象商品の月間基準売上高×2%(税別)
・ショップ全体ではなく、ソーシャルギフト対象商品の売上分のみに適用
・クーポンやポイント施策と重なると、実質的な利益率が下がりやすくなる

利益率の低い商品では採算が厳しくなる場合もあるため、まずは粗利の高いギフトセットや定番ギフトからソーシャルギフト対応を始めてみると検証しやすくなります。

受取期限と自動キャンセル・ポイント返還のルール

注文者が発行されたURLを受取人に送っても、受取人が設定した受取期限内に住所入力を完了しなければ、注文は自動キャンセルになります。

ソーシャルギフトは「受取人の手続き完了」をもって初めて売上として確定する仕組みです。

【運用上の注意点】
・受取フォームの有効期限は、店舗側で3日・7日・14日のいずれかから選択できる
・受取人が期限内に手続きしなかった場合、注文は自動的に取り消される
・購入時にポイントを利用している場合、有効期限内かどうかに応じて返還可否が変わる
・自動キャンセルが多いと、在庫の引き当て方法や売上予測に影響が出る可能性がある

受取人が手続きをしないと売上にならないリスクがあるため、商品ページや購入完了メールなどで「受取期限があること」「受取手続きが完了して初めて発送に進むこと」を注文者向けに分かりやすく案内しておくことが大切です。

決済方法・注文条件・個人情報の取り扱いなど運用面の制約

ソーシャルギフトは、注文から出荷までの流れが通常の注文と異なるため、運用時の制約もいくつかあります。

特に、決済方法・カート条件・住所情報の扱いについては事前に確認しておくことが重要です。

【決済・注文条件の主な制約】
代引き・後払いは利用不可
クレジットカードや楽天ポイント、楽天キャッシュなど、オンライン決済に限定されます。代引き・後払いを選んだ場合は、注文自体が無効になることがあります。
通常商品と同一カートでの購入不可
ソーシャルギフト対応商品は、通常商品と一緒に購入することができません。カートで混在していると、注文がキャンセル扱いになる可能性があります。
複数配送先の指定は不可
1回の注文で指定できる配送先は1件のみです。複数人への贈り物を一度に手配したい場合は、それぞれ個別に手続きする必要があります。
海外配送は対象外
楽天公式のソーシャルギフト機能では、発送先は日本国内に限定されています。国外への配送は行えません。

これらの制約は、商品ページやよくある質問などであらかじめ案内しておくと、購入者の混乱を減らしやすくなります。

個人情報と問い合わせ対応の注意点

ソーシャルギフトでは、住所を知らなくても贈れる代わりに、注文者と受取人の情報が分かれて管理されます。

個人情報の扱いと問い合わせ対応の方針も、事前に整理しておくと安心です。

【個人情報の取り扱いに関する注意点】
注文者と受取人の情報が分かれる
ソーシャルギフトでは、注文者と受取人がお互いの住所を知らない状態でやりとりが完結します。注文画面や伝票に記載される情報は、設定によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
誤送信・確認対応が発生するケースも
受取人が誤って情報を入力した場合など、注文者と連絡がつかないと確認が難しい場面も考えられます。問い合わせ対応の方針や連絡フローをあらかじめ決めておくとスムーズです。

このように、ソーシャルギフトは決済やカート条件だけでなく、個人情報の扱いにも独自の前提があります。

自店舗のガイドラインやプライバシーポリシーと合わせて、一度見直しておくと運用しやすくなります。

楽天RMSでソーシャルギフトに対応する手順と商品選びのポイント

楽天RMSでソーシャルギフトに対応する手順と商品選びのポイント

ソーシャルギフトを活用するには、RMSでの設定作業と商品選びの見直しが必要です。

運用トラブルを防ぐためにも、手順を正しく理解しておきましょう。

RMSでソーシャルギフト機能を有効化する手順

ソーシャルギフトの利用開始は、RMSの「オプション機能利用申込・解約」から行います。(※2026年4月20日より申込可能)

【利用申込の手順】
1.各種設定・申込 > 基本情報設定 店舗情報・その他 > オプション機能利用申込・解約 を開く
2.一覧から「ソーシャルギフト 申込・解約」を選択
3.申込み/利用状況一覧で現在の利用状況を確認し、「申込みする」をクリック
4.申込内容と利用規約を確認し、問題がなければ「規約に同意して次へ進む」を選択
5.利用条件を再度確認し、「申込みする」をクリックして申し込みを完了する

完了メッセージが表示されると、ソーシャルギフト機能をすぐに利用できる状態になります。
ただし、楽天サーチなど外部表示への反映には最大24時間ほどかかる場合があるため、余裕を持って設定していくと安心です。

ソーシャルギフト対象商品を登録・切り替える流れ

ソーシャルギフト機能を有効化したあとは、商品ごとに対応の有無を設定します。
対応フラグをオンにした商品だけが、商品ページ上でソーシャルギフトとして選べるようになります。

主な設定の流れは次の通りです。

【ソーシャルギフト対象商品の登録方法】
1.RMSの商品管理画面から、対象商品の編集画面を開く
2.ソーシャルギフト対応の項目をオンに切り替える
3.全てのSKUで送料無料になっているかを確認する
4.対象商品が多い場合は、商品CSVでフラグを一括更新する

外部の受注管理システムやCSV連携を使っている店舗は、ソーシャルギフト用の項目がきちんと連携されているかも確認しておきたいところです。

ギフト需要の高いタイミングに露出を増やすためにも、優先度の高い商品から対応を進めておきましょう。

ソーシャルギフトに適した商品と対象外になる商品の条件

ソーシャルギフトは、誰にでも贈りやすく、選ぶ手間が少ない商品と相性が良いサービスです。

一方で、配送方法や販売形式に制約がある商品は、そもそも登録できなかったり、運用上のリスクが高くなったりします。

【ソーシャルギフトに適した商品】
・内容や仕様があらかじめ決まっていて、選択肢が少ない商品
・箱入りやラッピング対応など、贈答用として見た目が整っている商品
・常温配送が可能で、賞味期限にある程度の余裕がある商品
・全てのSKUが送料無料に設定されている商品
・数千円台程度の、気軽に贈りやすいカジュアルギフト向け商品

一方で、対象外または慎重に運用すべき商品は以下の通りです。

【ソーシャルギフトで対象外となる商品】
・予約商品・定期購入商品
・ふるさと納税の返礼品
・サービス提供などの役務商品
・海外発送の商品
・販売価格が100万円を超える商品

これらは仕様上登録できない商品であり、このほかにも注意が必要なケースがあります。

【ソーシャルギフトでは慎重に運用したい商品】
・名入れ・刻印など、注文後に仕様を個別確定する必要がある商品
・サイズやカラーなど選択肢が多く、購入者・受取人が迷いやすい商品
・冷凍便や大型配送など、保管や配送手配に手間がかかる商品

購入後に受取人が住所を入力する仕組みである以上、すぐに出荷できて、誰が受け取っても困りにくい商品を選ぶことが、店舗・ユーザー双方のトラブル防止につながります。

初期段階では、スイーツやドリンク、日用品、雑貨などの定番ギフト商品から導入していくと、運用の感覚もつかみやすくなります。

受注ステータスと在庫・出荷フローのチェックポイント

ソーシャルギフト注文では、受取人が住所を入力して初めて出荷準備に進むという特性があります。

通常注文とは在庫の引当や出荷処理のタイミングが異なるため、事前に運用ルールを整理しておくことが重要です。

【在庫・出荷フローで押さえたいポイント】
在庫引当は「受取情報入力後」が基本
入力がないままキャンセルされる可能性があるため、在庫引当やピッキングは「受取情報確定後」に行うのが安全です。
入力期限切れで自動キャンセルされるケースあり
入力期限(3日/7日/14日)を過ぎると、自動的にキャンセル処理されます。RMSでは「受取情報入力期限切れ(お客様都合)」として記録されます。
WMS・自動出荷システム連携は事前確認を
ソーシャルギフト注文では、送り状CSVや購入データCSVの出力仕様が通常注文と異なります。
外部システム連携を行っている場合は、「ソーシャルギフト注文フラグ」「受取情報入力済フラグ」などを条件に含める必要があります。

受注ステータスごとのルールと処理タイミングをスタッフ間で共有しておくことで、ミスやトラブルを防ぎやすくなります。

出荷の自動化や外部連携を行っている店舗は、確認と調整を徹底しておきましょう。

ソーシャルギフトだけでなく、ラッピングやのしなどギフト全体の設定もまとめて見直しておきたい方は、以下の記事もご覧ください。
これで安心!楽天でギフトサービスに対応するためのチェックリストを大公開!
楽天のギフトナビゲーションサービスとは?メリットと申請方法を解説!

まとめ|楽天のソーシャルギフト対応でギフト需要の取りこぼしを減らそう

まとめ|楽天のソーシャルギフト対応でギフト需要の取りこぼしを減らそう

ソーシャルギフトは、住所を知らない相手にも贈れる新しいギフトの形として注目されています。

気軽に贈れる仕組みを導入することで、SNS・LINE経由のライトギフト需要やイベント直前の駆け込み需要を取りこぼしにくくなります。

まずは、ギフトセットや送料無料の定番商品など、仕様がシンプルな商品からの導入がおすすめです。実際の受注~出荷までの流れを社内で一度確認しておくことで、スムーズに運用を始められます。

ファイブスプリングスでは、商品ページの最適化やソーシャルギフト対応商品の選定、訴求バナーの設計やLINE・SNS連携のご提案など、店舗に合わせたサポートが可能です。

ギフト対応を検討中の方は、ぜひお問い合わせページからお気軽にご相談ください。

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