2026.02.05
こんにちは、ファイブスプリングスです。
Yahoo!ショッピングで成果を出している店舗は、商品ページ単体で完結させるのではなく、ストア内を自然に回遊しながら、ほかの商品にも目が向くような導線を意識して設計しています。
回遊が生まれることで、直帰や離脱を抑えやすくなり、同時購入やまとめ買いといった売上拡大にもつながります。
そのためには、ユーザーの購買行動や心理を踏まえたうえで、どのページに何を配置するかを戦略的に考える必要があります。
そこで今回は、Yahoo!ショッピングの店舗運営を数多く支援してきたプロの視点から、同時購入を促すための回遊設計を6つ紹介します。
ユーザーがなかなか他の商品を見てくれない、客単価が思うように伸びないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【本記事でわかること】
◎Yahoo!ショッピングで回遊設計を強化するメリット
◎Yahoo!ショッピングで売れている店舗が実践している回遊設計5選
目次
回遊導線を強化すると客単価や利益率が上がる

回遊設計とは、ユーザーが1つの商品ページを見ただけで離脱してしまうのを防ぎ、関連商品やキャンペーンページ、特集ページなどへ自然に移動できるよう導線を整えることを指します。
商品を単体で見せるのではなく、ストア全体をひとつの売り場として捉えてもらうことで、買い物をしながら複数の商品に触れてもらいやすくなります。
回遊が生まれることで、直帰や途中離脱を抑えやすくなり、結果として購入につながる機会も増えていきます。
| 【回遊設計を強化するメリット】 |
| ・「まとめ買い」や「ついで買い」が発生しやすくなる⇒1人あたりの購入点数や購入金額が向上する ・広告費や送料は変わらず購入額を伸ばせる⇒利益率の改善につながる |
あ
回遊率が高まると、1人のユーザーが閲覧する商品数が増え、比較検討の幅も自然に広がります。すると「一緒に買ったほうが便利そう」「ついでにこちらも見ておこう」といった心理が働き、まとめ買いやついで買いが生まれやすくなります。その結果、1人あたりの購入点数が増え、購入金額の向上も期待できます。
また、回遊設計は利益面でも大きなメリットがあります。
新たにユーザーを集めるための広告費や、発送にかかる送料は変わらないまま、購入金額を伸ばせるため、効率よく利益率を改善しやすくなります。
単品購入が多く、売上がなかなか伸びないと感じているショップほど、回遊設計を見直す余地があります。商品数を増やすだけでなく、どのページからどのページへ誘導したいのかを意識しながら導線を整えることで、ストア全体の売上アップが期待できます。
Yahoo!ショッピングで売れている店舗が実践している回遊設計6選

ここからは、Yahoo!ショッピングで売れている店舗が実際に取り入れている回遊設計を6つ紹介します。
| 【Yahoo!ショッピングで売れている店舗が実践している回遊設計】 |
| 1.商品ページでまとめ買いやセット購入を促進する 2.商品ページにキャンペーンページへの画像リンクを設置する 3.商品ページの「ひと言コメント」に画像リンクを入れる 4.ストアトップページのフッターにおすすめ商品を表示する 5.カートページに関連商品を表示する 6.ユーザーが迷わないカテゴリ分けを意識する |
あ
1.商品ページでまとめ買いやセット購入を促進する
Yahoo!ショッピングで客単価を伸ばすためには、商品ページを訪れたユーザーに対して、まとめ買いやセット購入を自然な流れで提案することが重要です。
購入額を伸ばす施策として効果的なのが、複数購入することでお得になる条件をわかりやすく伝えることです。例えば「〇〇円以上で送料無料」「〇〇円以上の購入で〇%割引」といった特典を用意すると、「あと1点足せば条件を満たせる」と意識してもらいやすくなり、追加購入のきっかけにつながります。
あわせて、セット商品を用意するのも有効な方法です。
少量ずつ試せるバラエティセットや、使用頻度の高い商品をまとめたお徳用セットは、単品購入よりも購入金額が上がりやすく、ユーザーにとっても選びやすい選択肢になります。
なお、Yahoo!ショッピングのガイドラインにおいて、商品画像内のテキストにはポイントに関する文言や値引きクーポンの情報が掲載できない点に注意してください。
お得情報を訴求する際は、商品画像ではなく、商品ページのPC用フリースペースやスマートフォン用フリースペースを活用しましょう。
フリースペースの設定は、ストアクリエイターProの商品登録から商品管理を開き、編集したい商品を選択したうえで「追加表示情報」タブから行えます。

| Yahoo!JAPANストアクリエイターPro>商品登録>商品管理>商品を選択>追加表示情報 |
2.商品ページにキャンペーンページへの画像リンクを設置する
商品ページのフリースペースを活用し、キャンペーンページへ遷移する画像リンクを設置するのもおすすめです。

商品ページだけでは購入を迷ってしまうユーザーも、クーポン配布やポイントアップなどのキャンペーン情報を画像で提示することで、「今買うとお得」という判断材料が加わります。
テキストだけでキャンペーンを案内するよりも、画像リンクのほうが目に留まりやすく、内容も直感的に伝わります。商品説明を邪魔しない位置に設置すれば、押しつけ感を出さずに情報を届けられます。
3.商品ページの「ひと言コメント」に画像リンクを入れる
PC版商品ページでは、商品バリエーションの下に「ひと言コメント」を表示できます(画像の赤枠部分)。

ひと言コメント欄ではHTMLが使えるため、テキストだけでなくリンク付き画像も表示できです。
キャンペーンページや特集ページ、送料無料商品の一覧ページへの画像リンクを設置するほか、関連商品やセット商品などの画像リンクを設けるのもおすすめです。
ひと言コメント欄を編集する際は、ストアクリエイターProの商品登録から商品管理を開き、編集したい商品を選択しましょう。基本情報タブの商品詳細情報内に「ひと言コメント」欄があります。

| Yahoo!JAPANストアクリエイターPro>商品登録>商品管理>商品を選択または新規追加>ひと言コメント |
4.ストアトップページのフッターにおすすめ商品を表示する
ストアトップページのフッターにおすすめ商品を表示するのも有効です。
Yahoo!ショッピングでは、商品ページを訪れたユーザーが、ほかの商品もあわせて購入したいと考え、ストアトップページへアクセスすることもあります。ストアトップページにおすすめ商品が表示されていると、自然な流れで別の商品ページへ誘導しやすくなります。
ストアトップページのフッターにおすすめ商品を設定すると、以下のように「ストアのおすすめ商品」として表示されます。

ここに売れ筋商品やレビュー評価の高い商品、特に訴求したい主力商品などを並べておくと、ユーザーは次に見る商品を迷わず選びやすくなります。
ストアトップページのフッターにおすすめ商品を表示する設定は、次の手順で行います。
| Yahoo!JAPANストアクリエイターPro>商品登録>新ストアデザイン>フッター>おすすめ商品 |

ストアトップページのフッターには、おすすめ商品を最大20個登録できます。ユーザーが選びやすい点数に絞って設定しましょう。
5.カートページに関連商品を表示する
Yahoo!ショッピングでは、カートページに表示するおすすめ商品を商品ごとに設定できます。

ユーザーが商品をショッピングカートに入れたタイミングで関連商品を提示することで、セット購入を促進でき、回遊率や客単価の向上につながります。
関連商品を選ぶ際は、運営側の都合ではなく、ユーザー視点で考えることが大切です。一緒に使うと便利な商品や、あとから必要になりそうなものを厳選して提案することで、押しつけ感のない導線になります。
例えば、シャンプーをカートに入れているユーザーにはトリートメントや詰め替え用を表示したり、電動歯ブラシを入れているユーザーには替えブラシを案内したりすると、自然な流れで追加購入を検討してもらいやすくなります。
カート内に表示する関連商品は、次の手順で設定できます。
| Yahoo!JAPANストアクリエイターPro>商品登録>ページ編集>追加表示情報タブ>カート内関連商品 |

商品コードは3個まで登録できるため、関連性の高い商品に絞って設定しましょう。
6.ユーザーが迷わないカテゴリ分けを意識する
商品がカテゴリごとに適切に整理されているかどうかは、ストア内の回遊性に大きく影響します。
一度気に入った商品を探し直す際に、どのカテゴリにあるのかわからなかったり、想定した場所に商品が見当たらなかったりすると、ユーザーはストレスを感じやすくなります。その状態が続くと、購入意欲が下がり、離脱につながることも少なくありません。
取り扱う商品数やジャンルが増えるほど、カテゴリ分けの重要性は高まります。ユーザーの立場に立ち、商品を探すときに直感的に選びやすい構成になっているかを意識することが大切です。
既存商品や新商品の分類を定期的に見直すことで、ストア内を快適に回遊してもらいやすくなり、購入機会の向上につながります。
まとめ|回遊設計の改善はEC運営に強いプロへの相談も有効

単品購入が中心で思うように売上が伸びていない場合でも、回遊設計を見直すことで、ストア全体の成果を引き上げられる可能性があります。
| 【Yahoo!ショッピングにおける回遊設計のポイント】 |
| 1.商品ページでまとめ買いやセット購入を促進する 2.商品ページにキャンペーンページへの画像リンクを設置する 3.ストアトップページのフッターにおすすめ商品を表示する 4.カートページに関連商品を表示する 5.ユーザーが迷わないカテゴリ分けを意識する |
あ
「どこから改善すればよいのかわからない」「忙しくて回遊設計まで手が回らない」と感じている方は、Yahoo!ショッピングの運営に精通したプロに相談するのもひとつの方法です。
ファイブスプリングスでは、ユーザー行動や購買導線の整理をはじめ、ストア内の回遊分析、同時購入につながる導線設計、クリックされやすいバナー制作まで、一貫したサポートを行っています。
単品購入が多い店舗様や、客単価が伸び悩んでいる店舗様でも、現状に合わせた改善施策を提案可能です。
相談は無料ですので、「回遊率を高めて売上を伸ばしたい」「自店舗に合った回遊設計をプロの視点で見てほしい」という方は、ぜひお問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
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太田 薫(おおた かおる)
株式会社ファイブスプリングス 代表取締役
元楽天ECコンサルタント、その後楽天MVP獲得店舗の統括部長。 ■無料相談■ |


















